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【大学野球】春王者の早大が引き分け挟み負けなし4連勝 前田健伸がリーグ戦初本塁打&サイクル安打にも王手の大活躍

スポーツ報知 2024年9月30日 16時4分

◆東京六大学秋季リーグ戦第3週第3日▽早大5―2法大(30日・神宮)

 早大が引き分けを挟んで負けなしの4連勝。2カード連続の勝ち点を獲得した。5番に座る前田健伸内野手(3年=大阪桐蔭)がリーグ戦初アーチとなる先制2ランを含む3安打3打点の活躍を見せた。

 打球を見つめながら、前田はゆっくりと走り出した。0―0で迎えた4回2死一塁、相手先発・篠木健太郎(4年=木更津総合)から豪快な一発を右翼席にたたき込んだ。小宮山悟監督(59)をして「先制2ランが全てだと思います。目の覚めるような、素晴らしいホームランでした」と言わしめた価値ある一発。「篠木投手はやっぱりストレートが強いので、負けないようにいった結果かなと思います。率直に嬉しいです」とはにかんだ。

 さらに6回無死満塁でも右前適時打、8回無死一塁では右翼線を破る二塁打を放ち、東京六大学の長い歴史の中で早大・岡田彰布(現阪神監督)を含め8人しか達成していないサイクル安打に王手をかける。9回1死一、二塁で迎えた第5打席。指揮官に「意識させました、三塁打狙えって」とささやかれ臨んだが、結果は惜しくも一ゴロ。快挙達成はならずも、5打数3安打3打点で先制、中押し、ダメ押し全ての得点に絡む大活躍を見せた。

 次戦は5日後の立大戦。「この勢いに乗って戦いたい」と力強く意気込んだ前田が、早大を春秋連続のリーグ優勝に導く。

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