フィギュアスケートの２０２４―２５年シーズン開幕に向けた記者会見が３０日に都内で行われ、有力選手が出席した。
男子は鍵山優真、山本草太、三浦佳生、佐藤駿、友野一希、女子は坂本花織、千葉百音、渡辺倫果、吉田陽菜、三原舞依の１０選手がドレスアップして登壇した。各選手の今季のテーマに合わせた洋服をスタイリストが提案。氷上とはまた違った魅力を発信した。松岡修造さんと宇野昌磨さんが司会を務め、会見を盛り上げた。
黒のロングドレス姿で登場した渡辺倫果は、今季のテーマに「孤独の美しさ」を掲げた。「今季のＳＰは『月光』。太陽は皆さんを平等に照らすが、月の光はスポットライトのように一人一人を照らすイメージ。自分自身を見つめてスケート人生を歩んでいくことを考えたときに、月の光の中にある自分自身と向き合うことは必要なこと」と語った。「今季は五輪プレシーズンだがあまり意識せずに、やりたいこと、やるべきことを貫きたい。納得のいく演技を一つ一つ積み重ねていきたい」と抱負を口にした。
グランプリ（ＧＰ）シリーズは第１戦のスケートアメリカ（１０月１８～２０日）、第６戦の中国杯（１１月２２～２４日）に出場する。