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WBO王者オラスクアガ 寺地拳四朗への『リベンジ』に言及 「唯一の敗戦相手との再戦、ありかな」

スポーツ報知 2024年9月30日 17時30分

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者アンソニー・オラスクアガ―同級1位ジョナサン・ゴンサレス(10月14日、東京・有明アリーナ)

 WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)が30日、神奈川・相模原市のM・Tジムで練習を公開。記者会見では、唯一の敗戦を喫した前WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者でWBC世界フライ級1位・寺地拳四朗(BMB)への“リベンジ”について言及した。

 前WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)戦に向けて、親友のWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)と一緒にシャドーボクシング、サンドバッグ打ちなど軽いメニューを行ったオラスクアガ。練習前に行われた記者会見では「日本のファンに最高の試合を見せたい」と意欲を語ったが、今後の夢や目標について聞かれると「唯一の敗戦相手との再戦というのもありかなと思う」と話した。

 オラスクアガは昨年4月、世界初挑戦で拳四朗と対戦。9回TKO負けを喫したが、左右フックを中心とした強打で圧倒する場面も見せた。オラスクアガは同年9月、再び日本のリングに上がると、中谷とかつてWBO世界フライ級王座を争ったジーメル・マグラモ(フィリピン)に7回TKO勝ちして再起。今年7月には加納陸(大成)とのWBO世界フライ級王座決定戦を日本のファンの前で制して新王者となった。オラスクアガの激闘ぶりに日本ではファンが急増。7月の王座獲得後、中谷らと関西旅行をしたが、多くのファンに声を掛けられたという。

 「毎試合、自分自身が強くなっているという思いもあるし、自信がある。まだ8戦しかしていないので、自分には伸びしろしかない。なので、拳四朗選手との再戦という、新たな試練を与えるのもいいかもしれない」とオラスクアガ。拳四朗は10月13日、同じ有明アリーナで、階級をフライ級に上げて元WBC王者クリストファー・ロサレス(ニカラグア)とWBC世界銅級王座決定戦に臨む予定だ。オラスクアガは「今、自分がベルトを持っているし、もしかしたら、向こう(拳四朗)から再戦しようと言ってくるかもしれないですよね」と話し、リベンジマッチへ前向きな姿勢を見せた。

 戦績は26歳の中谷が28戦全勝(21KO)、30歳のペッチが76勝(53KO)1敗、25歳のオラスクアガは7勝(5KO)1敗、33歳のゴンサレスが28勝(14KO)3敗1分け。

 試合はPrime Videoで生配信される。

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