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小石川後楽園で秋の夜長の豪華ライトアップ、幻想的プロジェクションマッピングも! 連日開催、最終日10月6日には灯篭流しも

スポーツ報知 2024年10月1日 11時4分

 国の特別史跡及び特別名勝に指定されている東京・文京区の「小石川後楽園」で秋の夜長を楽しめるイベントが始まった。好評の「夜間特別開園」で、昨年に続く2回目の開催。開放エリアを大幅に拡大し、風情豊かな景観のライトアップのほか、プロジェクションマッピングなどが楽しめる。

 「秋の夜長の小石川後楽園」では、10月6日までの会期中、連日18時から21時(最終入園20時)までの3時間は特別な演出が施される。琵琶湖の唐崎のマツを模した見事な枝ぶりの 「一つ松」や、中国の神仙思想にもと基づき不老長寿の願いが込められた「蓬莱島」などがライトアップ。通常は閉門している「唐門」が開門され、灯りで厳かに映し出されるほか、水面に映る姿と合わせると満月のように見える「円月橋(えんげつきょう)」のプロジェクションマッピングは幻想的。「江戸城下のにぎわい」を感じられる伝統芸能公演も毎日行われ、最終日の10月6日には灯篭流しが行われる。

小石川後楽園は、江戸の大名庭園として現存する最古の庭園。寛永6年(1629年)に水戸徳川家初代藩主・徳川頼房(よりふさ)が築造し、2代藩主・光圀の修治により完成した“水戸黄門ゆかりの名園”として1938年に開園。52年には特別史跡及び特別名勝として国の文化財に。重複指定を受けているのは、都立庭園では浜離宮恩賜庭園と2つだけで、全国でも京都市の鹿苑寺(金閣寺)、慈照寺(銀閣寺)、広島県の厳島など9か所のみ。貴重な場所は東京ドームの真横にあり、野球などイベント開催時には歓声なども漏れ聞こえ、雰囲気を園内で味わうこともできる。

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