将棋道場とショップに加え、カフェが一体となった商業施設「棋の音(きのね)」が東京・渋谷の新将棋会館内に1日、グランドオープンし、棋士の佐藤康光九段が一日店長を務めた。
午前10時のオープン前に約300人の人々が列をなした。
この日が誕生日でもある佐藤は「無事オープンでき、大変うれしく思っています。棋の音というのは木の根っこという意味が込められている。将棋界の今をこれから発信できる場所、将棋の木の根っこになればいい。グランドオープンの日に誕生日ということで、非常にいい日になった」と笑顔。
カフェではコーヒー好きの佐藤が監修したコーヒーも販売される。「だいたい3か月くらい悩んだんですが…将棋と似たところがあり、最後2つのどちらかというところでかなり悩みました」と明かし、「自分の将棋が野性的なので野性的な味に…」と決断したようだ。
ショップではイラストレーターのヒグチユウコさんやアパレルブランド「ユナイテッドアローズ」とのコラボグッズも販売されている。