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フジ退社の渡邊渚さん、PTSDを告白し「専門治療が終了」したことを報告「身も心もボロボロでした」

スポーツ報知 2024年10月1日 17時11分

 8月末でフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邊渚さんが1日に自身のインスタグラムを更新し、「PTSD 心的外傷後ストレス障害」を患っていたことを告白し、専門治療を終えたことを報告した。

 「長く向き合ってきた病気の専門治療が、予定より少し早く終了しました。やっといろんなことが終わって、ホッとしています。これまで消化器内科・皮膚科・膠原病科など、様々な科にお世話になりました。中でも、長い時間をかけて治療した原因は、【PTSD 心的外傷後ストレス障害】を患っていたからです」と公表した。PTSDについて「生命を脅かされるような出来事によって引き起こされる精神疾患です」と説明し、「フラッシュバックや回避・解離、過覚醒(かくせい)、パニック発作など、様々な症状がありました。この1年4ヶ月、生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした」と回顧した。

 「退院後の日常を取り戻していく作業も、できなくなったことと向き合わなければならず、本当にしんどかったです」と苦しさを振り返る。治療については「今年の5、6月は特にパニック発作がひどかったので、乗り物に乗れるのか、人がたくさんいるところに行けるのか。少しずつ距離を伸ばして、身近な人がいない状態でどこまで耐えられるのか、毎日小さな目標と実験を繰り返してきました」と明かし、「そして先日PTSDの専門的な治療が終わり、やっと日常生活に不安がなくなって、笑顔で過ごせるようになりました」と報告した。

 そして「ひとりぼっちに感じた療養期間をたくさんの方がSNSを通じて支えてくださり、パワーをいただきました。本当にありがとうございました」とファンに感謝。「これからは私がパワーを送る番です!私はこれからもずっと、病気と闘ったり、生きづらさを感じたりしている方たちの味方です」とメッセージを寄せた。

 休養中を改めて振り返り「この1年4ヶ月、何事もなければ普通に過ごせていた日常を手放さざるを得なくなり、同世代より少し遠回りしてしまったかもしれないけど、遠回りしたから見えた世界があって、私は生まれ変わっても私になりたいと思えるほど強くなれました」という。今後については「これからは、自分のペースで、幸せを感じながらお仕事できればと思っています。今後ともよろしくお願いいたします」と記した。

 渡邊さんは1997年4月13日生まれ。新潟県出身。2020年慶大経済学部卒業後、同年4月にフジテレビ入社。「めざましテレビ」の情報・エンタメキャスターや、「もしもツアーズ」4代目ガイド(20~22年)を務めた。昨年7月から休養し、病名などは明かさず、入院中は一時食事や歩行が困難だったことを自身のSNSで明かしていた。今年8月23日にフジテレビは、同月31日をもって退社することを発表した。

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