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有馬晴海氏、石破内閣は「苦労人内閣」 苦労してきたから恵まれない人を救済したような内閣になってしまった

スポーツ報知 2024年10月2日 6時0分

 自民党の石破茂総裁(67)は1日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第102代首相に選出された。

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 今回の内閣は「苦労人内閣」といえます。(文科相の)阿部俊子さんだって「まだいたの?」って感じですし、(復興相の)伊藤忠彦さんだって世間はたぶん知らないと思うんです。安倍内閣が長く、石破首相自身もそこでは変人のように思われ、苦労してきた。苦労してきた人の気持ちがわかるからこそ、恵まれない人を救済したような内閣になってしまった。

 普通は新内閣となると党内も明るい気分になる。今回は石破さんが総裁に選ばれた瞬間は国民的には期待もあり、一瞬晴れたんです。だけど、内閣が発足してまた曇ってしまったように思います。支持率ももっと下がるでしょう。

 早期解散は「裏金議員隠し解散」。党内で処分せず、選挙で国民に信を問う形にして、みそぎを済んだことにする考えでしょう。ですが、野党共闘もままならない今なら裏金議員が選挙に勝つ可能性は十分にある。この解散はこれまで党内でも信念を貫いてきた石破さんの良さがパーになってしまうものです。(談)(政治評論家・有馬 晴海)

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