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パドレスが先勝、ドジャースとの地区シリーズ進出王手、先発右腕が7回12Kで史上初快挙…ダル&松井登板なし

スポーツ報知 2024年10月2日 11時47分

◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ パドレス4―0ブレーブス(1日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ナ・リーグ西地区2位でポストシーズン(PS)に駒を進めたパドレスが、前日9月30日(日本時間10月1日)のダブルヘッダー第2戦でPS進出を決めたブレーブスを破って先勝し、ドジャースとの地区シリーズ進出に王手をかけた。

 2戦先勝で行われるワイルドカードシリーズ。大きな意味を持つ第1戦で、本拠地のファンの声援を背にしたパドレスが勝利をもぎ取った。試合を分けたのは初回。1回表に先発右腕・キングが2死一、三塁のピンチを迎えたが、ソレアから空振り三振を奪って切り抜け、先取点は与えなかった。すると1回裏。ドジャース・大谷翔平投手(30)を4厘差で上回って首位打者に輝いた先頭・アラエスがフルカウントから左前安打を放つと、続く21年本塁打王のタティスが左翼席へ先制の2ランを放った。たった打者2人、7球での先制点。本拠地のファンは大きく沸いた。

 さらにパドレスは2回に無死一、三塁で9番のヒダシオカが中犠飛で1点を追加。リードを3点に広げた。ブレーブスは過密日程に加え、投手3冠でエース左腕のセールが背中を痛めて登板出来ない影響もあって、レギュラーシーズンでは5月に1試合登板しただけの21歳右腕・スミスシャバーを先発にサプライズ抜てきしたが、2回途中29球、4安打3失点でKO。それでも3回以降はパドレスの先発・キング、ブレーブスの救援陣が踏ん張って、スコアボードに「0」が並び続けた。

 4回には早くも勝ちを確信したパドレスファンからは、地区シリーズで対戦するドジャースを意識した「Beat LA!(ロサンゼルスを倒せ!)」のコールが一部で巻き起こった。先発のキングは、7回89球を投げて5安打無失点、無四球12奪三振の好投で降板。5~7回の3イニングは5三振を奪うなど、1人の走者を出さない完璧なピッチングを見せて試合を作った。ポストシーズン初先発で12奪三振、無四球、無失点だったのは史上初の快挙だった。

 8回には再びヒガシオカが左翼へソロで4点差。9回には元阪神のスアレスがマウンドに上がり、そのままパドレスが逃げ切った。試合開始時からブルペンに入ったダルビッシュ有投手(38)、松井裕樹投手(28)は登板がなかった。

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