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【巨人】シーズン最終戦を白星フィニッシュ 山崎伊織が2年連続の2ケタの10勝目 今季最多4万2238人が声援

スポーツ報知 2024年10月2日 20時39分

◆JERA セ・リーグ 巨人4―2DeNA(2日・東京ドーム)

 28日にリーグ優勝を決めた巨人がDeNAに勝利し、シーズン最終戦を白星で飾った。3回にオコエ瑠偉外野手の2ランなどで3点を先制し、投げては先発の山崎伊織投手が7回途中まで投げ5安打2失点、自己最多の24登板で2年連続の2ケタ勝利となる10勝目を挙げた。観衆は今季最多となる4万2238人。

 山崎伊の10勝到達で、チームは山崎伊、戸郷翔征投手、菅野智之投手の3人が10勝到達。巨人でシーズン3人以上の2ケタ勝利は17年の菅野(17勝)、マイコラス(14勝)、田口(13勝)の3人以来7年ぶり。オール日本人なら13年の内海哲也、菅野(ともに13勝)、杉内俊哉(11勝)の3人以来11年ぶり、オール右腕なら97年の槙原寛己、ガルベス(ともに12勝)、桑田真澄(10勝)の3人以来27年ぶり。

 山崎伊は1回1死から牧秀悟内野手に右前打、2死からオースティン内野手に四球を与え2死一、二塁とされたが、宮崎敏郎内野手を空振り三振。2回は2死から投ゴロの森敬斗内野手を自らの失策で出塁させたが、石田裕太郎投手を一ゴロに抑え、2年連続で規定投球回に到達した。3回は先頭の梶原昂希外野手に左前打を許したが、牧を空振り三振、佐野恵太外野手を遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 巨人が3回に3点を先制した。先頭の門脇誠内野手が一塁内野安打、山崎伊織投手がきっちり送りバントを決め1死二塁とすると、この日1軍に合流し即スタメン出場の佐々木俊輔外野手がファウルで粘った後に中前にタイムリーを放ち1点。続くオコエ瑠偉外野手はDeNAの先発・石田裕太郎投手から右翼スタンドに3号2ラン本塁打を放ち3点目を挙げた。

 山崎伊は4回を3者凡退。5回は1死から森敬に四球、送りバントで2死二塁とされたが、梶原を二ゴロに打ち取り。勝ち投手の権利を得た。

 山崎伊が6回に失点。2死から、首位打者を狙うDeNAの4番・オースティン内野手にバックスクリーンに飛び込む25号ソロ本塁打を打たれ、1点を返された。

 1点を返された巨人が直後に反撃。1死から浅野翔吾外野手が右翼線三塁打で出塁。門脇の打席では、スクイズを警戒してDeNAの内野陣が前進守備を敷く中、三塁走者・浅野がスタート。門脇は強打して一、二塁間を抜く右前適時打を放ち、“阿部采配”で4点目を挙げた。

 山崎伊は7回、先頭の桑原将志外野手に中前打、戸柱恭孝捕手の一・二塁間への当たりは岡本和真内野手が好捕し二塁封殺で1死二塁。森敬の左中間二塁打で二、三塁とピンチを広げ山崎伊は降板。代打・筒香嘉智外野手のところで2番手で左腕・高梨雄平投手が登板し、筒香に中犠飛を許し1点を返されたが、梶原を空振り三振に打ち取り、踏ん張った。

 8回はケラー投手が登板し3者凡退。9回は大勢投手がマウンドに上がり、2死から戸柱恭孝捕手に中前打されたが、森敬を中飛に打ち取り最終戦を締めくくった。

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