◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人４―２ＤｅＮＡ（２日・東京ドーム）
巨人・山崎伊織投手が先発し、６回１／３を５安打２失点で２年連続２ケタ勝利となる１０勝目を挙げた。
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ブルペンが一丸で１０勝目を届けた。シーズン最終戦で達成した山崎伊は「杉内さんから『なんとか伊織、１０勝をしてくれ！』と言われたので、ありがたいです」と感謝した。
後半戦は思うような結果が出ず、キャッチボールを監督や投手コーチが総出で見守ることもあった。杉内投手チーフコーチは「伊織に１０勝させてあげたいと思っていた。ケラーとか大勢とか、本来（消化試合で）使わなくてもいいところでも使って、１０勝を一丸となってつかもうと…」と全員の思いを代弁した。
帰りの通路。背番号１９と並んで歩く大勢は「伊織さんの１０勝のためにみんなでつないだ。価値のある１０勝になったんじゃないかな」と自分のことのように喜んだ。昨季の最終戦１０勝目は完封勝利。守護神の隣で山崎伊は深くうなずいた。支えがあっての１０勝目もまた、格別だった。（水上 智恵）