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パドレスが2連勝でドジャースとの地区シリーズ進出決定 先発緊急降板も救援踏ん張る…ダル&松井登板なし

スポーツ報知 2024年10月3日 12時23分

◆米大リーグ・ワイルドカードシリーズ パドレス5―4ブレーブス(2日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ナ・リーグ西地区2位からポストシーズンに進んだパドレスが、ワイルドカードシリーズでブレーブスに2連勝して、5日(日本時間6日)に初戦を迎えるドジャースとの地区シリーズ進出を決めた。

 パドレスは初回に先発右腕のマスグローブが1点を失って先取点を献上。1回裏には無死満塁のチャンスを作りながら得点を奪えないもどかしい展開になった。だが、2回2死走者なしからヒガシオカの2試合連続本塁打となるソロで追いつくと、アラエス、タティス、プロファー、マチャド、メリルと走者なしから5者連続安打で続いてさらに4点を追加して一気に勝ち越した。初回無死満塁で空振り三振に倒れたマチャドが左翼線へ2点適時二塁打を放つと、続くメリルが中越えの2点適時三塁打を放った。6連打での逆転劇に、本拠地のファンは大盛り上がりとなった。

 だが、アクシデントが起きたのは4点をリードした4回2死走者なし。先発のマスグローブがオルソンに2ボールから3球目のカーブでストライクをとった直後だった。捕手のヒガシオカがサイン交換の途中でマウンドに向かうと、内野陣、コーチ、シルト監督らがマウンドに集まり、厳しい表情でマスグローブはマウンドを降りて、そのまま降板。パドレスは右肘張りだったと発表した。2番手のホーイングがマウンドに上がり、オルソンを遊飛に打ち取った。

 パドレスは追加点を奪えずにいたが、5回にソレアにソロを浴びると、2点リードの8回にはアダムがハリスに2ランを浴びて1点差に迫られたが何とか逃げ切った。マスグローブの緊急降板はあったが、なんとか救援陣が踏ん張って、逃げ切った。2試合連続でブルペン待機していたダルビッシュ有投手(38)、松井裕樹投手(28)は、この日も登板がなかった。

 前日1日(同2日)は、初回にタティスの2ランで先制点を奪うと、2回にヒガシオカの中犠飛でリードを3点に広げ、8回にもヒガシオカがダメ押しのソロを放った。投げては先発のキングが7回5安打無四球、無失点で12奪三振の好投。4点をリードした9回は元阪神のスアレスが無失点で締めくくって、地区シリーズ進出へ王手をかけていた。

 地区シリーズは5日(同6日)にドジャースタジアムで初戦を迎える。

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