◆ＪＥＲＡセ・リーグ ヤクルト―広島（３日・神宮）
今季限りで現役引退を表明しているヤクルト・山崎晃大朗外野手が、ラストゲームに臨む意気込みを語った。全体練習後に取材に対応し、「めっちゃ楽しみ。久しぶりの１軍でのゲームなので楽しみたい」と胸を躍らせた。
２日に行われた青木の引退試合で選手、スタッフら全員が「２３」のユニホームを着用する演出で送り出したが、一夜明けてレジェンドと山崎への対応に差があることを察知した村上が「ちょっと、ノリさんと温度差がやばいね」と気を利かせ、山崎の胸に粘着テープを貼って「Ｔｈａｎｋ ｙｏｕ ＫＯＴＡＲＯ Ｆｏｒｅｖｅｒ ３１」とメッセージを書き込む優しさを見せた。
この他にも中村や丸山和ら多くの選手たちがガムテープを使って山崎の背番号「３１」を練習着に貼りつけるなどして、練習から山崎を盛り立てた。
高津監督にフル出場を直訴し、中堅でスタメン出場予定。「昨日のノリさんの試合をスタンドで見て、試合に出て終わりたいなと思って、監督にわがままを言って『スタメンでフルで出させてもらえますか？』と、お願いしたら『いいよ！』って言ってくれたので、『ホームラン打つまで代わらない』とは言いました。（延長）１２回ではちょっと足りないかもしれない」と周囲を笑わせていた。