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【巨人】今季初勝利は菅野回避の総力戦だった…担当記者が選んだ船迫大雅のベストゲーム

スポーツ報知 2024年10月10日 15時0分

 巨人が4年ぶり48度目(1リーグ9度含む)のリーグ優勝を達成し、球団創設90周年の節目を飾った。担当記者が選んだ各選手のベストゲームを深掘りする。

 ◆6月23日 巨人4―3ヤクルト(東京ドーム)

 [勝]船迫1勝 [敗]ヤフーレ4勝6敗

 [S]バルドナード1勝2敗8セーブ

 [本]ヘルナンデス4号2ラン(ヤフーレ・3回)西川1号3ラン(赤星・4回)

 今季初白星を知ったのは、試合後にロッカーへ戻ってからだった。「『こういう試合はいい投球をした人に付くんだよ』と泉から聞いて。それで気付きました」。4―3の6回に3番手として登板した船迫大雅投手は、相手の流れを完全に断ち切る1回無安打無失点で役割を全うした。

 先発予定だった菅野が腰痛のため回避。ルーキーの又木が急きょ先発していた。2番手の赤星が4回途中からマウンドに上がると「打順の構成を見ながら、次は来るかなとカバーしていた」と準備万端だった。仲間のアクシデントがあっただけに、「いつも以上に(救援陣に)火は付いていた」と思いを白球に込めた。

 2年目ながら、どんな状況でも仕事をこなしてきた右のサイドハンド。開幕前から「投げられる場面であれば、どこでもいきます」と頼もしい言葉を口にし、体現してきた。決して目立つ役割ではないが、重要な存在。新人王候補にも挙がる右腕にスポットライトが当たった一戦になった。

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