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井上真吾トレーナー「すごくいい。皆様に見てもらいたい」 WBA世界王者の息子・拓真3度目王座防衛に自信

スポーツ報知 2024年10月3日 19時6分

 ◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・井上拓真―同級2位・堤聖也(13日、東京・有明アリーナ)

 WBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)が3日、同学年の同級2位・堤聖也(角海老宝石)との3度目の防衛戦に向け、横浜市内で練習を公開した。父である井上真吾トレーナーは「省エネしないでしっかり練習してきたものを出して、それを見せられたらいいなと。楽しみにしてますし、皆様に色々見てもらいたい」と持っている力をすべて出し切ってほしいと期待した。

 拓真の武器について「尚弥と違うんですけど、冷静なんですよ。すごく冷静で、ここっていう時にはダメージを与える爆発力っていうのも最近出してきてる」と落ち着いてどんな状況にも対応できる点を挙げ、倒す力も発揮できるようになったとした。その上で、堤戦では「いきすぎず、もったいぶらないような感じで。バランス取りながらでいいと思うんですけど、自分的には大差判定で全然いい。その中でダメージがもし蓄積されていけば、その時には(KOを狙う)っていう」と無理にKOを狙わず、安定した戦い方を求めた。

 長男で世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者の尚弥(大橋)も弟のために仮想・堤でスパーリングパートナーを務めた。マス・スパーリングなどを含めて計10ラウンド以上。「ナオが色々想定した動きをしてくれて、(拓真が)全部に反応して、対応して。そこで自分がプラスアルファのアドバイスしたら、そこを忠実にやってくれるんで、すごくいい」。全面協力の兄と、意図を理解して、どんな状況にも対処できるようになった弟ともに褒めたたえた。

  ともに28歳の2人の戦績は拓真が20勝(5KO)1敗、堤が11勝(8KO)2分け。

 試合はPrime Videoで生配信される。

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