Travis Japanの松田元太(25)が映画「ライオン・キング:ムファサ」(12月20日公開、バリー・ジェンキンス監督)で声優に初挑戦することが3日、分かった。
2019年の「超実写版『ライオン・キング』」では、主人公・シンバの父であるムファサ王の命を奪い、強烈な存在感を発揮したスカー。今作の舞台はスカーがまだ「タカ」と呼ばれていた若かりし頃。ムファサ王とスカーの若き日の絆が描かれる。
9月上旬、グループのワールドツアー・台北公演直前の控室でサプライズで出演の連絡を受け、メンバーと共に喜びを分かち合った松田。「初めての声のお仕事ということで、とにかく、とにかく、とにかく楽しんで真摯(しんし)に向き合ってたくさんの方に『ライオン・キング』はじまりの物語を届けられるように精いっぱい頑張るので、温かく見守っていただけるとうれしいなと思います」と喜びを爆発させた。
今作も、前作同様にハイクオリティーのCGによって描かれた超実写版。担当するタカはムファサの弟でもある。ムファサ役の尾上右近(32)とは初共演で「兄弟役ということで、劇中でも会話などもたくさんあると思うので、今からすごく楽しみです」と心待ちにしている。
バラエティー番組などでは奔放な言動で人気。「未熟者ですが、とにかく食らいついて全力で楽しんでお芝居させていただきます、たくさん勉強させていただければ。全力で頑張ります」と意気込んでいる。
〇…配給の「ウォルト・ディズニー社」は「バラエティー番組で陽気なキャラクターでご活躍される一方で、ドラマなどシリアスな演技も定評のある松田さん」と評価。「孤児のムファサを群れに受け入れる心優しい一面と、後にヴィランのスカーとなる“タカ”のキャラクターに重なる部分を多く感じました」と指摘する。「この魅力的な二面性のあるキャラクターを演じるのは松田元太さんが適役だと思い選定させていただきました」と起用理由を説明した。