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【阪神】近本光司が19盗塁で全日程終了 プロ野球史上最少の盗塁王誕生か? クリーンアップ3人は0盗塁

スポーツ報知 2024年10月3日 21時32分

◆JERAセ・リーグ DeNA1―3阪神(3日・横浜)

 3年連続5度目の盗塁王を狙う阪神・近本光司の今季最終戦は、1盗塁でセ・リーグトップの盗塁数は19で終了。同2位のDeNA・梶原昂希がこの試合に1盗塁で5差の14。残り3試合で、追いつく可能性はあるが、このままらプロ野球史上初の20個以下での盗塁王となる。

 2リーグ制後、最も少なかった盗塁王は、2021年のパ・リーグの「24」で、ロッテ・荻野、和田、日本ハム・西川、西武・源田が4人で並んだ。

 阪神のチーム盗塁数は40で終わり、残り3試合の中日より1つだけ多いリーグ5位で、昨季のリーグ最多79から激減した。森下、大山、佐藤輝のクリーンアップは今季0だった。

 佐藤輝は入団時の目標にトリプルスリーを掲げるなど、走力に自信を持っていたが、22年の11盗塁がキャリアハイで、23年は7、そして今年は0となった。

 21年の盗塁王の中野も昨季の20から6に減らした。注目すべきは盗塁失敗数の7。30盗塁をマークした21年は失敗がわずか2だったが、成功率が大幅に下がった。通算1065盗塁のプロ野球記録を誇る福本豊氏ですら「3試合ぐらい走っていなかったらスタートを切りにくくなった」と話したことがある。中野は盗塁企図数が減ったことで成功率が低下した可能性がある。

 岡田監督の2年目は貧打で球団初の連覇を逃したが、動けないシーズンでもあった。

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