巨人の育成右腕・木下幹也投手(22)が3日、ジャイアンツ球場で調整し、7月から派遣されていたウエスタン・リーグ「くふうハヤテベンチャーズ静岡」での約2か月を振り返った。
7月22日から派遣されると、ウエスタンでは8登板(7先発)で2勝2敗、防御率1・29。9月11日・広島戦(由宇)では94球、6安打で“マダックス”(100球未満の完封)を達成していた。2軍公式戦で先発経験を積み、「こんなに長いイニングを投げられると自分の中では思っていなかったので、すごく自信になりました」と声を弾ませた。
直球にスライダー、カットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップと多彩な球種を駆使するが、くふうハヤテではさらに新球・ワンシームも本格的に使った。「バッターが嫌がる感じも見られたので、自分の中ではすごい手応えありました」とし、「まずは真っすぐだと思うので、真っすぐの強さをもっと求めていきたい」とうなずいた。
今後へ向けては「1軍の輪に入りたいなと思っているので、来年こそは本当に勝負。自覚、危機感を持ってやっていきたい」と決意を新たにした。