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元世界王者・尾川堅一が13か月ぶりのリング「36歳でも、まだまだできる姿を証明する」5日ノンタイトル8回戦

スポーツ報知 2024年10月4日 15時40分

◆プロボクシング▽ライト級(59・8キロ契約)8回戦 尾川堅一―アラン・アルベルカ(5日、後楽園ホール)

 ノンタイトル8回戦の計量が4日、都内で行われ元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(36)=帝拳=は59・7キロ、フィリピン同級7位アラン・アルベルカ(27)=フィリピン=は57・5キロでともに1回でパスした。

 元世界王者の尾川にとっては1年1か月ぶりのリング。昨年9月の試合では格下の相手を仕留めきれず判定勝ちはしたものの、不完全燃焼に終わった。「今回は内容を含めしっかりと結果をださないといけない。緊張感はあります」と表情は硬い。

 一昨年6月にIBF王者として敵地ウェールズに乗り込み初防衛戦に挑むも2回KO負け。世界再挑戦を願い再起2連勝を飾るが、いまひとつ波に乗り切れない。ジムでは最古参の36歳。昨年9月の前戦後は、いくつかの試合の話がありながらも実現には至らなかった。その間「いつ試合がきてもできるように練習はしていました。モチベーションは高かったです」と話したが、世界王座を手にしたIBFではランク外となった。

 「ボクシングをしている以上、目指しているのは世界しかない。この13か月間はもう1回世界を狙うためだけに我慢して、苦しかった。まだまだできる姿を証明したい」と悲壮な覚悟でリングに立つ。

 戦績は尾川が28勝(19KO)2敗1分け1無効試合、アルベルカは13勝(8KO)8敗。

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