バレーボール女子日本代表の石川真佑（ノヴァーラ）が４日、イタリア１部リーグ（セリエＡ）の２０２４―２５年シーズン開幕に向け、オンラインで会見を行った。イタリア挑戦２季目が６日（日本時間午後１１時３０分開始）のキエーリ戦で幕を開ける。引き締まった表情を浮かべ「昨年はリーグでベスト４に入っているチームなので、それ以上の結果を残したい。昨年よりも常に安定したプレーを試合の中で出し続けたい」と決意を込めた。
Ｖリーグの東レから昨季、イタリアに挑戦し、フィレンツェでプレー。リーグ１０位の計３４１点をマークし、中心選手として活躍した。今季は昨季１０位のフィレンツェから同４位の強豪・ノヴァーラに移籍。背番号は「１０」を背負う。攻撃力の高いアタッカーがそろう中、１７４センチの石川は「パフォーマンスを安定させたい」とテーマを掲げた。「攻撃力のある選手はたくさんいるので、チーム内での強みはディフェンス。攻撃力を持ちつつ、ディフェンスもしっかりできることを強みとして持っていく」とまずはチーム内の争いに勝ち、チームでの存在感を高めていく。
日本代表としては、今夏のパリ五輪では２大会連続で決勝トーナメントに進めなかった。代表のエースで主将を務めた古賀紗理那さんが五輪後に引退。２８年ロサンゼルス五輪を見据えた上で、石川にも自覚がにじむ。「しっかりチームを引っ張っていくことだったり、勝たせられる選手になっていかないといけないと思っている。まだチーム方針が発表されていないので、分からない部分もあるが、イタリアでプレーしている経験をしっかり出して行きたい」と、２４歳は異国で腕を磨いていく。