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「結果」で「アピール」巨人の背番号55 指揮官苦言を糧にフルスイングでフェニックスLからCS切り札目指す

スポーツ報知 2024年10月5日 5時30分

 巨人・秋広優人内野手(22)が4日、フルスイングを貫いてCSメンバー入りすることを誓った。7日から宮崎で行われる若手中心の教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」に参加。阿部監督はポストシーズンでの切り札を発掘するため視察することを明かしており、CS最終ステージのメンバー入りへ当落線上の背番号55にとって重要な期間になる。「一番は結果。クライマックスやその先に向けてアピールしないといけない立場なので結果を求めたい」と声を大にした。

 逆襲に燃えている。昨季10本塁打を放ち誰もがさらなる飛躍を思い描いた今季は、26試合の出場にとどまり、打率2割6分1厘、0本塁打、1打点と低迷。「プロに入って4年目で一番苦しい年だった。去年は1軍にいたけど、今年は結果も出せず、悔しい、苦しいシーズンだった」。もがき続けた時間を糧にしてポストシーズンにぶつける。

 現在のテーマは「強く振ること」。2打数無安打で途中交代した9月16日の中日戦(東京D)後に阿部監督から「全く何の魅力も感じなかった」と、当てにいくような打撃について苦言を呈され、ファームでは原点に返ってフルスイングを徹底。「阿部監督に言っていただいたことを意識しながらモチベーション高くやってきた。強く振ることはできているので続けていきたい」。9月21日のイースタン・楽天戦(G球場)で右翼へ特大ソロを放つと、2日の日立製作所戦(G球場)でも右越えアーチ。課題と向き合う中で、結果も出始めている。

 ポストシーズンでは実績以上に、現状の状態が重要になるだけに秋広にもチャンスはある。「すごい大事な時間になると思う」。大器が悔しさを力に変え、宮崎から巻き返す。(宮内 孝太)

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