Ｊ２首位の清水エスパルスは４日、アウェー・水戸戦（６日）に向け三保で一部非公開調整した。今節は３位・長崎の結果次第で昇格が決定。５日に２７歳の誕生日を迎えるＤＦ住吉ジェラニレショーンは「このチームに来たのはＪ１に上がるため。目標を達成できるように頑張りたい」と“Ｗ祝福”に意欲を見せた。
水戸は国士舘大から２０年にプロ入りした際の古巣。約１年半を同クラブで過ごしており、Ｋｓスタでプレーするのは２１年以来となる。「自分にとって思い入れのあるクラブ。成長したところを見せたい」と力を込めた。
過去、アウェーの水戸戦は２戦２分け。今季ホームでは２〇１でしぶとく接戦を制している。「若い選手が多く怖いもの知らずなところがある。うちは経験のある選手も多いし差を見せたい」。チームは８戦無敗だが、直近の５試合中４試合で先制されている。「先に取られていることは問題。何としても先制して自分たちディフェンスラインは０で抑えていく」と強調した。
清水は勝利した上で長崎が引き分け以下、もしくは清水が引き分けかつ長崎が敗れると昇格が決まる。最後列で仕事を果たし、誕生日とＪ１復帰の二重の喜びに浸る。（武藤 瑞基）