りそなＢ１、りそなＢ２リーグの２０２４―２５シーズンは３日に開幕し、東北勢は５日に開幕戦を迎える。アウェーで川崎と対戦する秋田ノーザンハピネッツは、司令塔のＰＧ熊谷航（２８）が２年目の躍進を誓った。
Ｂ１秋田は昨季３０勝と勝率５割で終えた。伝統の堅い守備で平均失点は７５・２点でリーグ７位と奮闘したものの、攻撃には課題が残った。平均得点はリーグで３番目に低い７４・２点。２点シュート成功率はリーグ最下位の４７・８％に落ち込んだ。昨季の主力が多く退団した中、躍進に期待がかかるのはＰＧの熊谷だ。
加入１年目の昨季は５６試合に出場して平均２２分４秒プレーし、８・２得点、４・２アシストをマーク。今季は司令塔としてのゲームコントロールだけでなく「苦しい場面で自分がいかに決め切れるかが課題」と、決定力のあるシュートで勝利をたぐり寄せる。
今季は副主将にも就任し、より一層チームを引っ張っていく立場になる。「コミュニケーションミスをなくすために自分がしっかり声を出して呼んで共通認識を持たせる。今年はより多くチャレンジしていく年にしたい」と意気込んだ。（秋元 萌佳）