ドジャース・大谷翔平投手（３０）が４日（日本時間５日）、あす５日（同６日）に控えたポストシーズン初戦となる地区シリーズ（３戦先勝）第１戦の本拠地・パドレス戦へ向けて、ドジャースタジアム内で会見を行った。
ブレーブスとのワイルドカードシリーズを２連勝で勝ち上がったパドレスとの対戦。パドレスは初戦に１４勝のシーズ、２戦目にダルビッシュ有投手（３８）が先発予定だ。ダルビッシュと大谷は、日本ハムで同じ背番号「１１」を着けた先輩、後輩で、昨年３月のＷＢＣでは侍ジャパンの中心として世界一に大きく貢献した。今年３月に韓国・ソウルで行われた開幕戦では日米通じて初対戦。今季は５打数１安打だった。２人は対戦時の練習中にあいさつをして１０分以上談笑するなど、これまでも野球談議をしてきた間柄だ。
そんな大谷は、ダルビッシュとの大舞台での対戦について問われると「僕の小さい頃のスター選手というか、メジャーリーグに来る時もそうですし、その前に日本でプレーした時もずっと見ていて、テレビの中で見て、憧れた選手の一人なので、そういう選手とポストシーズンでやれるかもしれないってのは、自分にとってすごく大きいこと」と心境を明かし、「日本（人が所属する）チームの対決、（山本）由伸と投げるのを個人的には望んでましたけど、それは多分ないと思うので、自分が対戦した時にそこを楽しみに頑張りたいと思います」と気合を入れていた。
当初は山本が第２戦に先発予定で、ダルビッシュと山本の日本人先発では初のポストシーズンの投げ合いの可能性も高まっていたが、山本が急きょ第１戦に先発することが決まり、持ち越しになっていた。