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大島部屋が移転先の葛飾区で部屋開き 「一つの家族」親方と力士が気軽に顔を合わせられるアットホームな部屋が完成

スポーツ報知 2024年10月5日 15時39分

 東京・墨田区から葛飾区に移転した大相撲の大島部屋の部屋開きが5日に行われ、同じ伊勢ケ浜一門の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)らが出席し、神事や公開稽古が行われた。師匠の大島親方(元関脇・旭天鵬)は「うれしい。昨日の夕方、夜は不安しかなかった。もちろん初めてというのもあったし、でもこうして雨の中、来ていただいて、とりあえず土俵開きができて、率直にホッとしている」と笑顔で語った。

 駐車場を含めて130坪という広大な土地に新しい部屋は建てられた。1階には土俵とトレーニングルーム、2階に若い衆の大部屋と親方家族が住むリビング、3階に関取衆の個室と親方家族の寝室を配置。基本的に親方家族と力士が2階で生活を共にする。「住みやすさを意識した。相撲部屋と言っても一つの家族。まして未成年もいるので、同じ階にした方がスッとのぞくこともできる。前の部屋では電話で呼んでいたけれど、今は声を出せば聞こえる。トレーニングルームも、前はジムなどに行っていたけれど、なるべくここで済むならと思って」と、家族という意識へのこだわりを明かした。

 直近の目標は「まず関取を出すこと」。先場所は西幕下28枚目・旭海雄が6勝を挙げ、新十両に最も近く「誰かが抜けたらと次も続いてくる。彼にはプレッシャーだけど頑張ってもらわないと」と期待をかけた。「後援会などのいろいろな人たちにこれだけ応援してもらっているから、応援したいと思える強い力士を育てたい」と意気込んだ。(大西 健太)

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