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【中日】田島慎二が現役ラスト登板 DeNA・京田を空振り三振に スタンドの大拍手に目を潤ませる

スポーツ報知 2024年10月5日 16時58分

◆JERAセ・リーグ 中日―DeNA(5日・バンテリンドーム)

 今季限りで現役を引退する中日の田島慎二投手が7回1死から登板。代打・京田を空振り三振に打ち取り、有終の美を飾った。

 7回、松山が1死を取ったところで、立浪監督がボールを持ってマウンドへ。「12」のポスターを掲げたファンの大歓声を背に、目を潤ませながら、現役最後のマウンドに上がった。

 代打で、かつてのチームメートだった京田の名前が告げられると、ビジタースタンドも大盛り上がり。3球三振で締めくくると、涙を必死にこらえて、笑顔を見せた。大拍手の中、外野手もマウンドの輪に加わり、野手8人とハイタッチ。継投した祖父江と抱き合い、ベンチで出迎えたナインと握手を交わした。

 田島は、東海学園大出身者初のプロ選手として11年のドラフト3位で中日に入団。16年にクローザーに転向すると、当時のプロ野球新となる開幕からの31試合連続無失点を記録。17年には守護神として自己最多の34セーブを挙げた。昨季は、5年ぶりに30試合登板を果たし、32試合で1勝2敗、10ホールドを記録したが、背中の張りや右肩の違和感など、相次ぐ故障に悩まされた。

 今季の登板はこの日が、6月27日の阪神戦(甲子園)以来、2度目。試合前時点での通算記録は、461試合で25勝41敗、75セーブ、防御率は3・62をマークしている。

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