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藤枝MYFCはいわきと1―1のドロー 直近3戦勝ちなしもJ2残留は確定

スポーツ報知 2024年10月6日 7時35分

◆サッカー◇明治安田J2▽第34節 藤枝MYFC1―1いわき(5日、藤枝総合運動公園サッカー場)

 藤枝MYFCはいわきと1―1で引き分け、連敗を2で止めた。前半16分、FW矢村健(27)の今季15点目となるスーパーシュートで先制。だが雨脚が強まった後半はボールの走らないピッチにも苦戦し、同43分に同点弾を許した。直近は3戦勝ちなしとなったが、勝ち点を46に伸ばしJ2残留を確定させた。

 

 重力に逆らい、舞った。前半16分、藤枝・矢村は後方からの浮き球に反応。体を宙に投げ出した状態で右足を振った。「ゴールは見てない。感覚を信じて打った」。2試合ぶりの今季15号はらしさ満点の超絶ボレー弾。エースは「勝たないと意味がない。誰も手を抜いてなかったからこそ勝ちたかった」と振り返った。

 理想通りに進めた前半から一転、雨脚の強まった後半は押し込められた。ピッチに水が浮き、ボールが走らない。持ち味の美しいパスワークを発揮できる環境はなく、相手のパワープレーに苦しめられた。必死に耐えていたが同43分、ロングスローから追い付かれた。須藤大輔監督(47)は「天がまだまだと言っているのかもしれないが、相手の土俵であれだけ戦えた選手をたたえたい」と前向きに評価。その上で「(ボールが動いた)前半のうちに、もう1点取っておきたかった」と課題も付け加えた。

 勝ち点を46に伸ばし、暫定10位に浮上。18位・栃木との差を16とし残留を確定させた。目標のプレーオフ圏内(6位以内)までは残り4試合で9差。指揮官は「諦めずに戦うのがプロ」と顔を上げ、矢村も「可能性がある限り目指さないといけない」と最後まで走り抜くことを誓った。(武藤 瑞基)

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