◆米大リーグ・地区シリーズ ドジャースーパドレス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
左足親指を痛めて負傷者リスト(IL)入りしているクレイトン・カーショー投手(36)が5日(日本時間6日)、今季中の復帰を断念したことを明かした。
ロバーツ監督が「今季のポストシーズンでは登板しない」と話したことを受けて取材に応じ、「継続して投げるようとトライしているのに、痛みが続いていることにメンタル的に疲労困憊(こんぱい)して、MRIを撮ったら状態はさらに悪くなっていた。これ以上続けてはいけない状態だ。とても不運だと思っている」と肩を落とした。
通算212勝のエース左腕は左肩手術明けの今季、7試合で2勝2敗、防御率4・50。8月30日(同31日)の敵地・Dバックス戦で患部を負傷し、その後は登板していなかった。
「投げるためにずっと腕を動かしてきたことが、(痛むところの)状態を悪化させたのかもしれない。でもトライを続けないわけにはいかなかった」とリハビリ期間を振り返り「まだ何も決定はしていないが、手術を受ける必要があるかもしれない」と話した。
その上で「今、集中しなければいけないのはパドレスを倒すことだ。自分がチームの最高のチアリーダーになれるようにしたい」とパドレスとの地区シリーズに臨むチームを全力でサポートする考えだ。先発陣の駒不足のドジャースにとっては痛手だが、山本由伸投手(26)ら全員でカバーするしかない。