Infoseek 楽天

大谷翔平の同点3ラン直後に… 山本由伸が2点二塁打で再び勝ち越し許す マウンド上で悔しさ爆発

スポーツ報知 2024年10月6日 10時45分

◆米大リーグ・地区シリーズ ドジャースーパドレス(5日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・山本由伸投手(26)が5日(日本時間6日)、今季ポストシーズン(PS)のチーム初戦となる地区シリーズ第1戦、本拠地・パドレス戦に先発し、大谷翔平投手(30)の3ランで同点に追いついた直後の3回に勝ち越しを許した。

 3―3の3回。先頭の2番・タティスに左中間を破る二塁打を許すと、2死までこぎ着けたが、5番・メリルにはフルカウントからの7球目に四球。5球目のボール判定が際どいものとなり、四球を出した瞬間山本は悔しい感情をあらわにした。続くボガーツに左翼線への2点二塁打を浴び、右腕はガックリ。大谷の援護弾に応えることはできなかった。

 パ軍相手には“韓国の悪夢”などレギュラーシーズンでは2試合で1敗、防御率12・00と苦しんだが、この日も立ち上がりから捉えられた。3年連続首位打者の1番・アラエスに左前打とされ、捕逸で無死二塁、暴投で無死三塁。2番・タティスには四球を与え、3番・プロファーの二ゴロに間に先取点を献上した。1死二塁から4番・マチャドには左中間へ2ランを浴びた。ワイルドカードシリーズを勝ち上がってきたパドレスを止められなかった。

 メジャー1年目の今季は18試合で7勝2敗、防御率3・00。デビュー戦だった3月21日の開幕第2戦、韓国・ソウルでのパドレス戦では1回5失点KOと打ち込まれたが、その後は先発陣の中心でチームの12年連続PS進出、3年連続の地区優勝を支えた。6月には右肩を痛めて約3か月の長期離脱を経験。9月に復帰してからは4試合で1勝0敗、防御率3・38。体調不良も重なり、まだ80球以上を投げてはいないが、地区シリーズ初戦の先発を託されるなど期待は大きい。

 当初は第2戦で先発予定だったが、第5戦に中5日で登板できることなどを逆算し、2日前に初戦の先発が決定した。前日4日(同5日)には「(パドレス打線は)すごくいい打者がたくさんいることも分かっていますし、すごくいいチームなのも分かっている。とにかく全力で頑張っていきます」と話していた。

この記事の関連ニュース