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ボクシング2階級制覇狙うジョナサン・ゴンサレスが来日 「寺地拳四朗に勝ってもらい統一戦をやりたい」

スポーツ報知 2024年10月6日 16時43分

◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者アンソニー・オラスクアガ―同級1位ジョナサン・ゴンサレス(14日、東京・有明アリーナ)

 WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)に挑戦する同級1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が6日午後、来日した。

 プエルトリコから約24時間かけての移動にも関わらず、疲れた表情を見せなかったゴンサレスは「14週間の練習を経てグレートな状態になった。(階級を上げて)水が飲める。ハッピーだよ」と手に持ったミネラルウォーターのボトルを振ってみせた。

 2019年8月にはWBO世界フライ級王者(当時)の田中恒成(畑中)に挑戦して7回TKO負けを喫した後、ライトフライ級に転級して世界王座を獲得。22年11月には岩田翔吉(帝拳)の挑戦を受け、判定勝ちで退けている。24年3月にはWBO世界同級暫定王者だったレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)との団体内王座統一戦を判定で制し、3度目の防衛を決めた後、IBF王者シベナティ・ノンシンガ(南アフリカ)との統一戦が実現せず。減量がきつくなったことから、世界2階級制覇を目指して再びフライ級に戻った。「1日2食だったのが、今は1日3食で水も飲める。現在は120ポンド(約54キロ)だけど、走ったら10ポンド(0・45キロ)は落ちるから」と余裕を見せた。

 今回は岩田戦以来、2年ぶりの来日。判定勝ちでWBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)王座を守ったが、今回は挑戦者の立場。「オラスクアガは大変グレートでパワフルなボクサー。でも、私もスピードや経験で勝っているから。相手は若くて王者でもあるが、それに対抗するのは経験。イニシアチブを取る」と話し「明確に勝つ。そのための練習はしてきた」と90ラウンドを重ねたスパーリングで日増しに自信をつけてきた。

 「13歳と6歳の娘が一番のモチベーション」というゴンサレス。2階級制覇の先には、13日にWBC世界フライ級王座決定戦(有明アリーナ)に臨む寺地拳四朗(BMB)との“決着”を望んでいる。昨年4月、当時WBAスーパー&WBC世界ライトフライ級王者だった寺地と3団体統一戦が予定されたが、ゴンサレスが肺炎にかかって中止に。寺地は急きょ、オラスクアガと防衛戦を行った経緯がある。「拳四朗戦が中止になって悲しかった。今回、拳四朗には勝ってもらいたい。そして、拳四朗と統一戦をやりたい。2階級制覇と統一戦が私の夢だ」と王座奪取へ力を込めた。

 戦績は25歳のオラスクアガが7勝(5KO)1敗、33歳のゴンサレスが29勝(14KO)1分け。

 試合はPrime Videoで生配信される。

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