◆明治安田Ｊ２リーグ ▽第３４節 横浜ＦＣ１―０鹿児島（６日・ニッパツ）
Ｊ２・２位の横浜ＦＣはホームで鹿児島と対戦し、１―０で勝利した。前半１６分にＦＷ小川慶治朗のゴールで先制すると、そのまま逃げ切った。首位の清水が同時刻に行われた水戸戦に２―２で引き分け、横浜ＦＣが勝ち点差１で上回り、首位に躍り出た。同じく同時刻に行われた３位長崎は大分に４―１で勝利したため、２年ぶりのＪ１昇格は次戦以降へ持ち越しとなった。
試合後、四方田修平監督は先制までの流れは良かったとするも「前半２０分過ぎぐらいから、攻守の狙いを出せないゲームだった。勝てたのは評価したいが、内容的に今日満足している選手は１人もいないと思う」と強調。先制弾の小川も「（先制した後の）展開は今後の優勝と来年Ｊ１で戦う上で、やっぱりこのままではだめだって（思った）。すごい勉強になるゲームだった」と振り返った。
今節終了時点で、３位長崎との勝ち点差は１１。１９日の仙台戦（ユアスタ）に勝利すれば、Ｊ１昇格が確定する。指揮官は「次は自力で決められる。はっきり自分たちで決めたい」と言葉に力を込めた。小川も「勝って気持ちよく上がりたい。一戦一戦大事にしているが、優勝というもっと大きい目標を頭に描いて、頑張って行きたい」と、昇格の先にあるＪ２優勝へ向けて意気込んだ。