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東京Vの城福浩監督が怒り「歩いている選手いてはJ1で戦えない」勝てば残留決定も7試合ぶり敗戦

スポーツ報知 2024年10月6日 20時19分

◆明治安田J1リーグ▽第33節 東京V0―2湘南(6日・味の素スタジアム)

 東京Vの城福浩監督が、7試合ぶりの敗戦となった湘南戦の試合後会見で「自分たちのサッカーに向き合う姿勢を見せられなかったのは本当に恥ずかしい。私の準備、人選含めて、自分の力が足りなかった」と怒りをにじませた。勝てばJ1残留が決定していた試合で敗れ、チームは8位に後退した。

 特に指揮官が問題視したのが、前半32分の失点シーン。湘南MF小野瀬のDFラインの裏を取られ、最後はフリーの同MF鈴木雄斗に決められた。城福監督は「受け入れられない。シュートを打たれる場面で歩いている選手がいるようでは、絶対にJ1で戦えない」とばっさり。失点シーンで、足を止めていた選手がいたことを指摘した。

 ハーフタイムには映像も見せて選手達にカツを入れ、後半の立ち上がりは息を吹き返したかに見えた。しかし、前掛かりとなった背後を突かれ、後半6分に2失点目。その後は攻撃の圧力を強め湘南ゴールに迫ったが、相手の好守にもあいノーゴール。「削られて倒れているのは、うちの選手なんです。イエローが出ているのは、相手の選手なんです。じゃあ我々は戦ったのか。我々はやられっぱなしで何をしたのか。やられた、というのは悪い意味ではなく、湘南は戦っていたと思います」と相手との戦う姿勢に差があったことを訴えた。

 8月11日の名古屋戦の敗戦を最後に、6試合負けなし(4勝2分け)と好調をキープし、今季の目標としてきたJ1残留はほぼ手中に収めた。しかし「何かを得たと選手達が感じたんだとすれば、それは自分に大きな責任がある。このチームは何も得ていないし、何も示していない」と続けた指揮官。次戦に向け「今日(試合日)のような居残り組(メンバー外となった選手達)、一番練習するのがつらいような状況で、頭から湯気を出している選手を、このチームは大事にしていかなければいけない。指定席があってはいけない」と、この日メンバー外だった選手達を含め、もう一度残り5試合に向けて戦うチームを作り上げることを誓った。

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