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スケボー・織田夢海、日本選手権V2  28年ロス五輪へ「いいスタートが切れた」パリ五輪金&銀メダリスト上回る

スポーツ報知 2024年10月6日 22時1分

◆スケートボード・ストリート マイナビ日本選手権最終日(6日、大阪・ムラサキパークららぽーとEXPOCITY)

 男女決勝が行われ、女子は2023年世界女王の織田夢海(ゆめか、サンリオ)が261・87点で2連覇を飾った。パリ五輪金メダルの吉沢恋(ここ、ACT SB STORE)が249・68点で2位。同銀メダルの赤間凛音(りず)が248・62点で3位だった。

 17歳の織田が4年後の雪辱へ好発進した。苦手意識のあるランは3位だったが、一発技のベストトリックで2本目に92・30点、4本目に93・35点の高得点をたたき出し、笑顔でガッツポーズ。「今は日本人のレベルがすごく上がっているけど、自分の持っているトリックを出して、2本とも90点台を出すことができたのですごいうれしい」。逆転で大会V2を果たした。

 2連覇が懸かっていた9月の世界選手権(ローマ)は左でん部を転倒により負傷し、決勝を途中棄権した。Xゲーム千葉大会も無念の欠場。今も痛みや技への恐怖心が残り、今大会も「(開幕前日に)練習に来た時にはすごい悩んだけど、出たい気持ちが強かった。出るからには優勝したかった」。けがの原因となったトリックにも挑戦し、恐怖心に打ち勝った。

 21年東京、24年パリと2大会連続で五輪切符を逃した。28年ロサンゼルス五輪への思いは強く「五輪で2大会連続で選考を外れて、悔しい思いをしている。この大会でいいスタートを切ることができた」と胸を張った。「今やっているトリックは4年後にはもう80点台になっていたりもする。これからどんどんベストトリックやランの技を増やして、ロスまで頑張りたい」と、表情を引き締めた。

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