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【高校野球】鵡川が5年ぶり9度目の秋全道切符…礼文島出身の滝谷壮太内野手がダメ押し2点適時打

スポーツ報知 2024年10月7日 8時31分

◆高校野球◇秋季大会全道地区予選 ▽室蘭Bブロック代表決定戦 鵡川4-0苫小牧中央(6日・苫小牧とましん)

 室蘭、札幌、北見、釧根地区で代表決定戦が行われた。鵡川は、礼文島出身の滝谷壮太内野手(2年)のダメ押し2点適時打などで苫小牧中央に4―0で勝利し、5年ぶりに地区を突破した。

 鵡川・滝谷が勝負を決定づけた。2点リードで迎えた6回2死満塁。代打で起用され「ここで打ったらダメ押しだな」と外角寄りの直球をフルスイング。礼文島から駆けつけた父の前で左中間を真っ二つに割る2点適時二塁打を放ち、塁上で雄たけびを上げた。

 人口約2200人の礼文町出身で、礼文船泊中時代は軟式野球部に所属。引退後は毎週船で稚内に通い、軟式チームの宗谷ベースボールクラブでもプレーした。チーム一の努力家で、この日は午前4時45分から素振りをして試合へ。毎日のように早朝から打撃練習を続けてきた成果が実り、就任後初の秋季全道大会出場を決めた小池啓之監督(72)は「朝3時、4時から起きて必ずバットを振ってる子なので、どこかで野球の神様は見てくれている」と褒めたたえた。

 5年ぶりに地区を突破し、次に見据えるのは16年ぶりの頂点。22年夏の南北海道大会で駒大苫小牧を破る姿に感銘を受けて進学を決めた背番号18は「目指しているのは全道ではなくて甲子園。一戦一戦勝ち抜いていきたい」と目標を口にした。

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