◆プロバスケットボール ▽りそなB1リーグ・第1節 横浜BC77-75仙台89ERS(6日・カメイアリーナ仙台)
仙台89ERSはホームで横浜BCに75―77と惜敗し、開幕2連敗を喫した。第2クオーター(Q)に28点を奪いリードして折り返したものの、第4Qはシュート成功率12・5%と得点を重ねられず、接戦をものにできなかった。
2点を追う第4Q残り2秒。PG青木保憲(29)が3ポイントラインから放ったシュートは、無情にもリングに嫌われてコート外へと飛び出た。わずか2点差での連敗に落合嘉郎ヘッドコーチ(HC、42)は「うまくいっていない部分を自覚して糧にしないといけない」と振り返った。
第1戦同様、第1Qは攻守の切り替えから一気に走られて簡単に得点を許してペースを握られた。第2Qは3点シュートを7本中6本沈めるなど28点を奪って巻き返したが、後半はスクリーンのズレなど守備の乱れから徐々に失速。攻撃でもペイント内へ選手が集まりすぎてパスの選択肢が減り、シュートを打ち切れずに何度も24秒バイオレーションを取られるなど精彩を欠いた。PG渡辺翔太(25)は「大事な場面で集中力が足りなかった」と遂行力不足を反省。「細かい部分の位置取りなど、この2敗から学んでお互いの強みを生かせるようになっていきたい」と前を向いた。
17日には、26年から始まるBプレミア審査結果発表がある。次のホーム戦は、次節のアウェー島根戦(11、12日)を挟み、結果発表後の19日(対宇都宮)とさらに注目が集まる。落合HCは「スター選手のいる相手に食ってかかって成長して帰ってきたい。皆さんにホームでしっかり勝つ姿を見せます」と意気込んだ。
(秋元 萌佳)