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出田裕一が40歳での日本王座最年長防衛か39歳の加藤寿が最年長日本王座獲得か 超ベテラン対決へ前日計量パス

スポーツ報知 2024年10月7日 14時54分

◆プロボクシング ▽日本スーパーウエルター級(69・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦  王者・出田裕一―同級3位・加藤寿(8日、東京・後楽園ホール)

 日本スーパーウエルター級タイトルマッチの前日計量が7日、都内の日本ボクシングコミッションで行われた。3度目の防衛戦に臨む王者の出田裕一(三迫)は40回目の誕生日を迎えたこの日、69・3キロでパス。対する挑戦者で39歳の加藤寿(熊谷コサカ)も69・6キロで1発クリアした。

 出田は「よく、ここまで頑張ってきたなと。自分を少し褒めたい」と王者として不惑を迎えたことを感慨深げにうなずいた。22年11月、デビュー33戦目で初のタイトル戦となる日本スーパーウエルター級タイトルマッチで、王者だった川崎真琴(RK蒲田)に9回TKO勝ち。38歳で念願のベルトを巻いた。2度の防衛戦はともに2―1の判定勝ち。苦しみながらも王座を死守してきた。

 今年5月には第2子となる長男が誕生。「娘のときは全然だったんですけど、今回は育児にしっかり”参戦”してます」と顔が自然にほころんだ。誕生後、初の試合になるだけに「勝たねば」と祝いの白星を誓う。勝てば、40歳0か月での防衛となり、自身が2月に樹立した日本王座の最年長防衛記録、39歳4か月を更新する。

 一方、中島玲(石田)に9回TKO負けした昨年4月の日本スーパーウエルター級暫定王座決定戦以来、2度目のタイトル挑戦となる加藤は「もう、やるしかないです」とこちらも気合十分。戴冠すれば、19年2月に38歳11か月で日本ライトフライ級(48・9キロ以下)王座に就いた堀川謙一(三迫)を超え、最年長での日本王座獲得となる。2人合わせて79歳対決に「年齢いっても、やれると出田さんが示してくれた。それに続きたい」とリスペクトする相手を倒して、感謝を表すつもりだ。

 戦績は出田が18勝(9KO)16敗1分け、加藤が12勝(8KO)12敗2分け。

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