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【巨人】今夏支配下復帰の27歳右腕が、阿部監督の“宿題”取り組み1回0封「試しながら結果を」

スポーツ報知 2024年10月7日 18時26分

◆みやざきフェニックス・リーグ 巨人1―1阪神(7日・生目第二球場)

 巨人の伊藤優輔投手が、阿部監督の“宿題”に応える好投を見せた。同リーグ初戦となった阪神戦に、1―1の同点で迎えた9回に登板。3番からの好打順だったが、2死からの単打1本のみに封じて1回無失点で引き分けに貢献した。

 育成選手として迎えた今季は、21年11月に受けた右肘内側側副じん帯再建術(トミー・ジョン手術)から完全復活し、7月に支配下に復帰。同26日にプロ初昇格すると8試合に登板して0勝0敗、防御率は1・04で8月22日に出場選手登録を抹消された。

 降格に際し、阿部監督や1軍投手コーチからは、投球割合の高いカットボールのほかにもう一つ軸となる球種を増やす重要性を説かれた。この日は、視察に訪れた指揮官がネット裏から熱視線を送る中、スライダーやフォークを織り交ぜてカットボールに頼り過ぎない配球で阪神打線を封じた。

 阿部監督は、クライマックス・シリーズ(CS)では調子の良い選手をベンチに入れて起用する方針で「もう全員にチャンスがあるからね。しっかりここでアピールしてやってほしい」。CSメンバー入りを目指す右腕は「カットボールの割合が多くならないように意識しながら投げた。カーブやスライダーなどの大きな変化の球や、落ち球などを試しながら結果を求めていきたい」と意気込んだ。

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