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ジャンポケ斉藤書類送検「嫌疑不十分で不起訴になる可能性も」弁護士見解

スポーツ報知 2024年10月7日 19時10分

 9月20日に体調不良などを理由に活動休止を発表したお笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二(41)が、今年7月に20代女性へ性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの疑いで警視庁に書類送検されたことが7日、分かった。これを受けて、斉藤の所属する芸能事務所・吉本興業は同日、公式サイトで斉藤と契約解除することを発表した。

 レイ法律事務所・河西邦剛弁護士は、今回のケースが逮捕ではなく書類送検になったことについて「不同意性交の疑いをもたれているものの、行為態様が脅迫・暴行を伴うような悪質性が高いものとはいえないと判断されたのでは」と解説。不同意わいせつ・不同意性交の2つの容疑がかかっていることには「2つの行為があった」とみている。

 今後の流れについて「起訴も不起訴もどちらともいえない」と指摘。「(斉藤側が)容疑を一部否認している。裁判でどこまで立証できるかについて疑問があったので、逮捕状は取らなかったのでは。女性との示談成立の有無には関係なく、嫌疑不十分で不起訴になる可能性もある」とした。

 もし起訴された場合、裁判の争点は「同意があったかどうか」といい「被告側は同意をとったことを合理的に説明しなければならない」。不同意わいせつ罪は6月以上10年以下の懲役、不同意性交罪は5年以上20年以下の懲役と量刑に幅があり「どういった行為態様だったかによって量刑は変わってくる」と述べた。

 事務所側は斉藤を契約解除としたが「理論上、債務不履行で損害賠償を請求することはできるが、今回の発表文書で触れていないことからも賠償請求は考えにくい」とした。

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