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浦和MF原口元気「アウェーのサウジ戦は一番厳しい。頑張りどころ」 代表復帰への欲は「もちろん!」

スポーツ報知 2024年10月8日 14時11分

 浦和の元日本代表MF原口元気が8日、さいたま市内で練習後に取材に応じ、「チームを勝たせる選手」になる覚悟をにじませた。

 8月末に浦和へ10年ぶり復帰後初戦のG大阪戦こそ勝利したが、その後は3連敗。チームはFC東京戦(0●2)、神戸戦(0●1)、C大阪戦(0●1)と完封負けが続いている。自身のパフォーマンスで満足していない部分を問われた原口は「全部じゃないですか」と即答した。

 「勝てないと意味がない。勝つために帰ってきたわけで、どんな試合や相手であろうと、その結果に導けてないこと。11人分の1人だけど、(自分は)影響力を出さなきゃいけない選手だと思ってる。今までの数試合では影響力や、違いみたいなものを出せなかった。フィジカル的に神戸戦は難しかったとして、こないだの試合はある程度フィットしてたので、もう少しやらないといけない」

 C大阪戦はボランチで先発。0―1の後半6分にはドリブルで中央突破してチャンスを作り「ああいうシーンは増えていかないといけない」と強調した。3列目から前線への攻撃参加について「1年前、(伊藤)敦樹がボランチから入っていってゴールしてた。チームがもっとうまく回り始めればそういうシーンも増えると思うけど、今はシビアな戦いが多い中で、ボクが無理に入っていってバランスを崩すのはどうかと思う。敦樹じゃないけど、3列目から入っていくとマークはつきにくいのがあるので、もう1つ厚みをつけてそこに入って行ってもいいかなと思うけど、あそこでカウンターを受けて2失点目で終わってしまうのはあったので、様子を見ながらやっていた」とした。

 G大阪の宇佐美貴史、FC東京の長友佑都、神戸の大迫勇也や武藤嘉紀。かつて日本代表でともに戦い、欧州からJリーグに復帰後も高いパフォーマンスでチームを勝利に導く盟友たちから受ける刺激は大きい。

 「大迫や武藤、宇佐美にしろチームを勝たせてる選手に目がいく。(欧州から)帰ってきても、ハイパフォーマンスでチームを勝たせてる。そういうことをやりたい」。特に、リーグ2位の神戸で今季11得点を挙げて攻撃をリードする大迫については「ポジションは違うけど、チームを勝たせてるので、彼がもたらしてるものは神戸にとって大きい。戦術を2つも3つも増やしてる。彼がいる、いないでは全然違うので目がいく」とうなった。

 日本代表は10日(日本時間11日)にW杯アジア最終予選のアウェー・サウジアラビア戦に臨む。前回カタールW杯に向けた同予選で21年10月の敵地・サウジ戦に途中出場し、敗戦を経験した原口は「ここ2試合がヤマ場だと思う。特にアウェーのサウジ戦は一番厳しいと思う。今までの数試合とは違う試合になると思うので、頑張りどころだと思う」と語った。また、自身の代表復帰に向けて「欲はあるか?」と問われると「もちろん!」と意欲を見せた。

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