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【阪神】岡田彰布監督「前川でいくよ」CS第1ステージ初戦のスタメンへ

スポーツ報知 2024年10月9日 5時0分

 阪神・前川右京外野手(21)が8日、甲子園球場で行われた全体練習に参加し、シート打撃で岩崎から右翼線二塁打を放った。桐敷からも遊撃に痛烈なライナーを打つなど、猛虎が誇る2大サウスポーから奏でた快音に「(生きた)球を見られて良かった」と手応え。岡田監督は今季13勝左腕・東の先発が予想されるDeNAとのCS第1ステージ初戦(12日)のスタメンは「前川でいくよ」と明言した。

 シーズンを通して左投手が先発時にスタメンを外れるケースが目立った。それでも左翼手として今季チーム最多80試合でスタメンを張った若虎は「(右肩を)開かない。それだけはちゃんと意識してやってる」と左投手にも強気の姿勢を貫き、対右投手の打率2割6分8厘に対して左からも打率2割7分1厘と結果を出してきた。大事な短期決戦の初戦。東との対戦経験はゼロだが、その攻略を託された。

 「制球力が良く追い込んでからのチェンジアップもすごいイメージ。1球で仕留められるかが大事になってくる」と18・44メートル先に立ちはだかる東をイメージした前川。今季限りで退任する岡田監督が「2年間の集大成」と位置づけるポストシーズンが、3日後に幕を開ける。目標はCS突破からの2年連続日本一。名将の下で成長の階段を上がってきた若武者が、最高のエンディングを演出する。(中野 雄太)

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