ヤクルトが投手部門の新コーチとして、球団OBで独立リーグBC武蔵の由規投手兼コーチ(34)を招へいすることが8日、分かった。由規はこの日、現役引退を表明。7年ぶりの古巣復帰が決定的となった。
仙台育英(宮城)から07年高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団し、10年に当時の日本人投手最速となる161キロを計測。その後は右肩を痛めるなどして育成契約も経験し、楽天や台湾でもプレー。BC武蔵を通じて「無我夢中で駆け抜けた17年間でした」とコメントした。これまでの経験を生かし、若手の育成をサポートするとみられる。
また、嶋基宏ヘッド兼バッテリーコーチ(39)がヘッドコーチ専任となり、元捕手の井野卓スコアラー(40)を1軍バッテリーコーチに据える見通しだ。