Ｊ１鹿島は９日、元日本代表ＤＦでプログループマネージャーの中田浩二氏が強化責任者にあたるフットボールダイレクターに就任することを発表した。
中田氏は「アントラーズのため、伝統を継承しながら全員が団結して戦い、勝利という使命を果たすことが自分の仕事だと思っています。強化責任者としてチームを良い方向へ導けるよう、選手、スタッフ、フロントと手を携えながら、全力を尽くしていきます」と決意のコメントを発表した。
クラブは６日に就任１年目のランコ・ポポヴィッチ前監督の解任を発表。クラブＯＢで今季からトップチームコーチを務めてきた中後雅喜氏が監督に就任すると、この日発表した。また、ポポヴィッチ前監督を招へいした吉岡宗重フットボールダイレクターも退任し、後任に中田氏が就任した。
鹿島はリーグ戦では３２試合１５勝８分け９敗で４位につけるが、ルヴァン杯（プレーオフラウンド）、天皇杯（８強）はすでに敗退。クラブはポポヴィッチ監督の解任理由について「今シーズンのマネジメントとパフォーマンスを総合的に判断した結果」と説明していた。