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ドジャース大谷翔平、連敗で地区シリーズ敗退崖っぷち「シンプルに2勝することだけ考える」

スポーツ報知 2024年10月9日 13時8分

◆米大リーグ・地区シリーズ パドレス6―5ドジャース(8日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、1勝1敗のタイで迎えた地区シリーズ第3戦の敵地・パドレス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打で、チームは逆転負けを喫して対戦成績が1勝2敗となって崖っぷちに立たされた。逆転勝ちのパドレスは、地区シリーズ突破、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 大谷は「あとはもうシンプルに2勝することだけ考えて、今日終わったことは終わったこと。明日に切り替えて頑張りたい」と話した。

 パドレスの先発は右腕のキング。大谷は今年4月に本塁打を放つなど、通算14打数6安打の打率4割2分9厘で、3本塁打を放って相性もよかった。初回先頭の1打席目は空振り三振。続くベッツが左翼へポストシーズン2年ぶり、30打席ぶりの安打となるソロ本塁打を左翼席に運んで先取点を奪った。

 だが、1点リードの2回には守備の乱れも重なって、D・ペラルタの右翼戦への2点適時二塁打、タティスの2ランなど、先発のビューラーが一挙6失点。一気に5点のリードを許したドジャースだったが、3回には大谷の2試合、8打席ぶりとなるバットを折りながらの中前安打などで1死満塁のチャンスを作ると、T・ヘルナンデスが中堅へ満塁本塁打を放って1点差に迫った。

 4回からは試合は落ち着いてスコアボードには「0」が並び始めた。パドレス先発のキングは5回5失点、ドジャース先発のビューラーは5回6失点で降板。6回からは両軍ともに継投に入った。ドジャースは故障を抱えながら出場していたロハスが3回、フリーマンが8回に代走を送られて途中交代。満身創痍(そうい)の選手も少なくない中で、1点差を争う死闘となった。大谷は3打席目は米データサイトによるとドジャースタジアムなどでは本塁打となる飛距離117メートルの大飛球も中飛。1点を追う8回先頭の4打席目は、レギュラーシーズンで通算9打数1安打と苦手の左腕・スコットの前に見逃し三振に倒れた。

 試合はそのまま4回以降は両軍無得点で終了。ドジャースが突破するための残された道は2連勝のみとなった。

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