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ドジャースに送球ミスの呪い?! 1978年ワールドシリーズでも相手走塁に誘われたミスで痛い逆転負け 

スポーツ報知 2024年10月9日 17時31分

◆米大リーグ・地区シリーズ パドレス6―5ドジャース(8日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 混乱続きのナ・リーグ地区シリーズ、ドジャース・パドレス戦。8日(日本時間9日)の第3戦では、パドレスのマチャド内野手の2回の走塁が物議を醸している。先頭で中前安打を放ったマチャドは次打者・メリルの一ゴロで二塁に進んだ。その際、通常の走路よりもホーム寄りを走ったことで、ゴロを捕球したフリーマン一塁手の二塁への送球がマチャドの肩付近(本人は「ヘルメット」と試合後にメディアに話している)に直撃。悪送球となって無死一、三塁にチャンスを広がったことがその後の猛攻につながり、この回一挙6点を奪った。

 このようなプレーは通常のペナントレースでは普通のプレーだが、大舞台で勝敗を分けたという点で思い出す試合がある。

 ドジャースは1978年のワールドシリーズでも、送球ミスでヤンキースに逆転負けしている。

 第4戦、ドジャース3ー1で迎えた6回、ヤンキースが1死一、二塁のチャンスを迎えた。迎えたピネラの遊撃へのライナーをラッセルがファンブルしたが、二塁を踏んで2アウト。ここで一塁に送られた球が、一塁走者のジャクソンが出した足に当たった。結果、送球がそれてファウルグラウンドに転がる間に二塁走者が生還。ドジャースはラソーダ監督が抗議したが、審判団は受け付けず1点差に迫られた。

 ヤンキースが8回に同点に追いつき、試合は延長に。そして10回、ピネラのタイムリーでサヨナラ勝ちを決めた。勢いが一気に傾き、ヤンキースが2連敗から4連勝で逆転世界一となった。ジャクソンの走塁は怒りをもって、古いドジャースファンの語り草となっている。

 そして2024年のマチャドの走塁は語り草になるのかー。ドジャースの残り試合の勝敗にかかっている。

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