俳優の山口祥行、崔哲浩、福士誠治が９日、都内で行われたトリプル主演する映画「ぴっぱらん！！」（１１月１日公開）の完成披露舞台あいさつに出席した。
２５年前の父の暗殺事件以来、離ればなれでも固い絆でつながっている三兄弟によるヒューマン・バイオレンス。福士は、監督も務めた崔と映画「チルソクの夏」（２００４年、佐々部清監督）で共演。佐々部監督は２０年に亡くなったが「佐々部さんという監督が僕らの中ですごく大きな存在になっているんです。今回崔監督と現場をやらせてもらった時に、佐々部さんが現場にいるみたいな気持ちになったんです。熱さだったり、現場の明るさだったり、スタッフへの思いやりだったりを感じた現場だったので、久しぶりにフラッシュバックしました」と話した。
山口は、本作で階段落ちのアクションをスタントなしで挑戦。体当たりの撮影を「優秀なアクションチームと優秀なアクション監督がいるんですけれど、アクション監督は現場に来ないんですよね」と回想。「小沢仁志さんの、『なんでも気合でやる』というのを継承してやらせていただきました」と語った。
崔は、イベントの最後に「一人でも多くの人に届けたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします」と観客に熱く訴えた。
共演の新宮里奈、丈、永倉大輔も登壇した。