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加藤登紀子「幸せいっぱいです」歌手活動60年幕開け、宮﨑駿監督・中森明菜からお祝いコメント届く

スポーツ報知 2024年10月10日 15時53分

 歌手の加藤登紀子(80)が10日、東京・ビルボードライブ東京で記念パーティー「歌手活動60周年キックオフ~出逢いが一杯!~」を行った。

 真っ赤なドレスをまとい、「愛の讃歌」で幕開け。万雷の拍手に、両手を高々と掲げて応えた。1965年に日本アマチュアシャンソンコンクールで優勝。同年10月に歌手デビューし、60年目に入った。加藤は「何と幸せな歌手だったかと思います。私の作った歌を、素晴らしい歌手たちが大きな歌にしてくださって。私が歌手として巡りあった歌は、それぞれ強い意思を秘めた歌で、時代の荒波をこえていく力があるんだなと改めて感じています。60年というと、すごい年月ではありますけれども、デビューする時はサラサラと思っていませんでした。歌と一緒に生きてきたんだなと思います」と感慨深げ。「あと10年ぐらいは頑張ってみようかな。今日は大きな力を頂きました。皆さまのお気持ちがビンビンと伝わってきてうれしかったです」と感謝し、90代まで現役を誓った。

 壇上にはコシノジュンコ氏(85)、デヴィ夫人(84)、湯川れい子氏(88)ら豪華メンバーが並んだ。「せーの、よいしょ」と声をそろえ、盛大に鏡開き。南こうせつが「60周年のお祝いと、おときさんが、さらにこれから素晴らしい歌をお届けすることを願って、我々も付いていきたいと思います」と話し、乾杯の音頭を取った。

 加藤は代表曲「知床旅情」「百万本のバラ」や「難破船」など9曲で力強い歌声。TOSHI―LOW、次女のYaeと「酒は大関」、ゴスペラーズと「時には昔の話を」でコラボレーションした。加藤は「幸せいっぱいです。ありがとうございます」。湯川氏と、コシノ氏が主賓としてあいさつした場面では「(この3人で)徒党を組んでいると、周りが恐ろしがって遠のくのよ」と話し、笑いを誘っていた。

 11月20日の福岡公演(キャナルシティ劇場)から年末恒例のほろ酔いコンサート(9都市10公演)がスタート。60周年に合わせ、来年は60本の全国コンサートツアーを計画中という。

 映画「紅の豚」の宮﨑駿監督、「今あなたにうたいたい」の和田アキ子、「難破船」の中森明菜、遠戚にあたるダイアン津田らからお祝いのメッセージが寄せられ、オノ・ヨーコさんからお祝いの花が届いた。

 ◆主な出席者 池畑慎之介、大江裕、クミコ、コシノジュンコ、五条院凌、ゴスペラーズ、デヴィ・スカルノ、手嶌葵、TOSHI―LOW、平野レミ、南こうせつ、Yae、湯川れい子、渡辺えり(敬称略)

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