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寒河江ボーイズ、延長9回の激闘制しV! 奥山、魂のヘッスラ!!…角田商事杯新人大会

スポーツ報知 2024年10月11日 11時20分

◆第36回日本少年野球東日本選抜大会 東北中央支部・東北南支部予選(第11回角田商事杯 新人大会) ▽決勝 寒河江ボーイズ5―3仙台育英学園秀光ボーイズ=延長9回=(10月5日、山形、高畠町野球場)

 第11回角田商事杯東北中央支部・東北南支部新人大会の決勝が5日、山形・高畠町野球場で行われた。寒河江ボーイズ(東北南・山形)が仙台育英学園秀光ボーイズ(東北中央・宮城)を延長で下し優勝した。両チームと宮城仙北ボーイズ(東北中央・宮城)、山形東部ボーイズ(東北南・山形)、白河ボーイズ(東北南・福島)は、秋の東日本王者を決めるゼット杯第36回東日本選抜大会(12~14日・白河グリーンスタジアムほか)に出場する。

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 寒河江が東北王者に輝いた。延長9回の激闘を制しマウンド付近で歓喜の輪が出来た。

 7回1死から追いつかれる苦しい展開を救ったのは「2番・捕手」の奥山だった。9回に右前安打で出塁、3番・齊藤蓮のバスターエンドランでの三ゴロで、三塁を狙う。焦った一塁手の三塁への送球がそれると50メートル6秒5の俊足で一気にホームへ。ヘッドスライディングで決勝点をもぎ取った。

 「絶対自分が出塁して点を取りたかった。(走塁は)三塁がいないのは見えていたので…」と奥山は笑った。鈴木淳監督(52)も「(相手のミスを)見逃さずに行ってくれた」と称賛した。

 奥山は3回2死二塁から左翼線に同点二塁打。5回無死一、二塁からバント安打を決め追加点をアシストするなど、4打数4安打1四球で5連続出塁の活躍。昨年から正捕手も夏に右肘を痛め出遅れたが、「この大会はいい感じで来ていた」と胸を張った。

 先発左腕の板垣は4回1失点と好投。今大会初登板、右太もも裏痛からの復帰登板だった。「責任もあって緊張したけれど周りが励ましてくれた」と板垣。奥山の好リードにも引っ張られ、背番号1のプライドで腕を振った。

 日下部主将は「(優勝は)ホッとしたよりもうれしい気持ちが強い。勢いつけて東日本選抜(大会)に行けます」。東北王者として関東の強豪チームを迎え撃つ。

 【寒河江ボーイズ・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※日下部快空、板垣大輝、奥山颯斗、小関大遥、齊藤蓮大、田宮昊、齋藤悠太、及川翔琉、安孫子海詩、軽部陸、清野瑛柊、平清水湊、山川晴也、大泉宗斗、鈴木陽斗、齋藤健心、黒川大雅、武田煌成、軽部然、永沢蒼迅、東海林泰成、遠藤龍太

 ▽1年生 前田 大地

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