◆北中米Ｗ杯アジア最終予選 第３戦 オーストラリア３―１中国（１０日・アデレード）
オーストラリアがホームで中国と対戦し、３―１で最終予選初勝利を挙げた。
オーストラリアは、最終予選２戦を終えて１分け１敗と低迷し、グラハム・アーノルド監督が辞任。今回はＪリーグの広島でもプレー経験のあるトニー・ポポビッチ新監督になってから初めての戦いとなった。
前体制までの４バックから、今回は「３―４―３」システムで臨んだ一戦。前半から試合の主導権を握ったのはオーストラリアだった。ボールをつなぎ、サイド攻撃も織り交ぜながら中国ゴールに迫るも、守備時には５バック気味に対応してきた相手を崩せず。
すると前半２０分。中国が自陣からのロングボールから一瞬の隙をつき、先制に成功した。
その後もオーストラリアは攻め手に欠いていたが、前半アディショナルタイム（ＡＴ）２分に左ＦＫをミラーが合わせて同点に追いつき、前半を１―１で折り返した。
後半もオーストラリアが攻勢を強め、後半８分にグッドウィンが左足でミドルシュートを決めて勝ち越しに成功すると、後半ＡＴ２分に追加点を奪った。
これで１勝１分け１敗となり、１５日に日本と埼玉スタジアムで第４戦を行う。