ドジャースナインは１０日（日本時間１１日）、あす１１日（同１２日）に行われる地区シリーズ第５戦の本拠地・パドレス戦へ向けてドジャースタジアムで全体練習を行った。会見に臨んだロバーツ監督は運命を握る大一番の先発について「まだ決まってないが、由伸が投げる可能性はある」と話すにとどめた。第４戦に続くブルペンデーを含め、最後まで最善の策を模索するようだ。
ここまで２勝２敗。第５戦に勝ったチームが地区シリーズを突破し、メッツとのリーグ優勝決定シリーズに進む。パドレスのシルト監督は第４戦終了時に第５戦の先発を、ダルビッシュ有投手（３８）に中４日で託すと発表。だが、ドジャースのロバーツ監督は発表しなかった。
候補に挙がっていたのは先発２人とブルペンゲーム。第１戦で先発した山本由伸投手（２６）は、ポストシーズン開幕投手を担ったが、３回６０球を投げて５安打５失点と乱調。中５日で第５戦に先発すればダルビッシュと、ポストシーズンでは初の日本人先発投手対決となる。第２戦で先発したＪ・フラーティ投手（２８）は、６回途中で９０球を投げて５安打４失点。第４戦ではブルペン待機し、試合後には第５戦での先発を見越してブルペンで投球練習をしていた。
さらに第４戦では救援投手のブレージャーが先発し、２回途中から継投に入るブルペンゲームだった。２番手以降はバンダ、コーペック、ベシア、フィリップス、ハドソン、トライネン、ナックと計８投手をつぎ込んで、無失点リレー。地区シリーズでは救援陣が好調なことから、大一番をブルペンデーにする可能性も急浮上している。