◆米大リーグ・地区シリーズ ロイヤルズ―ヤンキース（１０日、米ミズーリ州カンザスシティー＝カウフマン・スタジアム）
ア・リーグ地区シリーズ第４戦の６回裏に、ヤンキースとロイヤルズの両軍選手がグラウンドに飛び出し、あわや乱闘というシーンがあった。
ヤ軍が３―０とリードして迎えた６回のロ軍の攻撃、無死から右前安打で出塁したガルシアを一塁に置いて、マッシーの打球は一塁手・バーティーの正面へ。捕球したバーティーは一塁を踏んでから二塁へ送球。二塁はタッチプレーとなったが、一塁走者ガルシアもアウトで併殺となった。
だが、ここで三塁手・チザムがガルシアの走塁について不満があったか、何事か言葉を交わしたことをきっかけに、両軍ベンチ、ブルペン陣がグラウンド上に飛び出してきて一触即発の雰囲気となった。試合は２死無走者から再開したが、そこからマウンド上のコールが連続長短打を許して１点を与えた。６回を終了して３―１と、ヤ軍のリードは２点となった。
対戦成績を２勝１敗としているヤ軍は、この試合に勝利すれば２年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。