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宝塚音楽学校の生徒80人が恒例の「すみれ募金」呼びかけ 「愛のあるお言葉をいただき、元気が出ました」

スポーツ報知 2024年10月11日 12時7分

 タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫・宝塚市)の生徒による恒例行事「すみれ募金」が11日、兵庫・宝塚大劇場の改札口前で行われ、本科生、予科生の計80人が参加した。

 昨年5月、コロナが明けて2019年以来4年ぶりに実施され、2年連続の今年は授業の関係で秋の開催となったが、午前10時の開始前には約250人の熱心なファンが並んだ。

 「すみれ募金」は小児がんなど小児慢性特定疾病のため医療的ケアが必要な子どもたちが、家族やきょうだいと滞在できる施設「チャイルド・ケモ・ハウス」(神戸市)の運営などに協力する活動。

 緑のはかまに、色とりどりの華やかな着物姿の生徒は「がんと闘う子どもたちのために、ご支援、ご協力をお願いいたします!」「当たり前の生活をあきらめることのないよう、ご協力をお願いいたします!」と呼びかけた。募金したファンは、すみれ科の花・ビオラやパンジーの種を受け取った。

 男役志望の光田悠那(みつだ・ゆうな)さんは「たくさんのお客様に参加していただき、大変うれしい気持ちでいっぱいです。『頑張ってね』『応援しているよ』など、いただいたお言葉を胸に芸事に頑張っていきたい」と精進を誓った。

 同じく男役を志す三枝友梨乃(みつえだ・ゆりの)さんは「今、私たちがここにいられるのも、多くの方々のお支えがあってこそと改めて実感しました」と感激した。

 娘役志望の南田愛弥(なんだ・まなみ)さんは「間近で『(来春の)初舞台、頑張ってね』や募金へのエールなど愛のあるお言葉をいただき、元気が出ました」。同じく娘役を歩む今井絢音(いまい・あやね)さんは「こうして募金を通して、私たちも社会の一員であると自覚することができました」と話していた。

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